この記事は誰のため?
- おすすめの英文法書を知りたい人
- 英文法書 English Grammar in Useって聞いたことがあるけど何が良いのかよくわからない人
- English Grammar in Useが良さそうだけど購入しようか迷っている人
この記事はどんな内容?
- English Grammar in Useがどんな文法書かを解説
- English Grammar in Useが向いている人、向かない人
- English Grammar in Useを使った効果的な学習方法
English Grammar in Use とは
世界的ベストセラー文法書、Grammar in Useシリーズの中級者用です。
Grammar in Useシリーズは他にも初級者用、上級者用があります。
以下にまとめました。
本記事トップの画像は私が所有してるEnglish Grammar in Useの第4版です。
現在は以下の表紙の第5版が最新です。
種類 | 表紙 | 対象読者 | CEFRレベル |
---|---|---|---|
Essential Grammar in Use | ![]() | 初級者 | A1 – B1 |
English Grammar in Use | ![]() | 中級者 | B1 – B2 |
Advanced Grammar in Use | ![]() | 上級者 | C1 – C2 |
こちらは全てイギリス英語です。
初級者用と中級者用はアメリカ英語版があるのでどうしてもアメリカ英語版が欲しい方はこちらをチェックしてみてください。
CEFRとは、「ヨーロッパ全体で外国語の学習者の習得状況を示す際に用いられるガイドライン」です。
レベルが低い方から高い方へ向かってA1〜 C2まで定義されています。
CEFRは語学のコミュニケーション能力別のレベルを示す国際標準規格として幅広く導入されています。
English Grammar in Use のレベルはB1 – B2ということなのですが、どのようなレベルなのでしょうか? CEFRから引用すると、
B1は
- 仕事、学校、娯楽で普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば主要点を理解できる。
- その言葉が話されている地域を旅行しているときに起こりそうな、たいていの事態に対処することができる。
- 身近で個人的にも関心のある話題について、単純な方法で結びつけられた、脈絡のある文を作ることができる。
- 経験、出来事、夢、希望、野心を説明し、意見や計画の理由、説明を短く述べることができる。
B2は
- 自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的かつ具体的な話題の複雑な文の主要な内容を理解できる。
- お互いに緊張しないで母語話者とやり取りができるくらい流暢かつ自然である。
- かなり広汎な範囲の話題について、明確で詳細な文を作ることができ、さまざまな選択肢について長所や短所を示しながら自己の視点を説明できる。
というレベルです。結構レベル高いですよね?
なので超初心者にはEnglish Grammar in Useは向かないということになります。
English Grammar in Use の特徴
English Grammar in Use は以下のような特徴を持っています。
- 英文法の説明が英語で書かれている
- 英文法の内容が網羅されている(全145ユニット)
- 実用的な例文が豊富
- ネイティブスピーカーだからこそわかる細かいニュアンスが学べる
それぞれ1つずつみていきましょう。
英文法の説明が英語で書かれている
英文法の説明(どんな時にその文構造を使うのかや語順など)が英語で書かれています。
英語で書かれているとはいえ、使われている単語は中学で習うようなものばかりなので中学英語ができていれば問題なく読んで理解できる内容です。
英語で書かれていることで、日本語の文法書にありがちな「日本語の難しい文法用語」に悩まされることもありません。
英文法の内容が網羅されている(全145ユニット)
コミュニケーションに必要な英文法が全145ユニットで網羅的に解説されています。
1ユニットの構成は見開き左側が解説、右側で練習問題を解く形になっています。
英文法に関してはこれ一冊で良いと思います。
(もちろん、「英文法がすごく好きでもっと学びたい!」という方は更にAdvanced Grammar in Useをやっても良いと思いますが、個人的にはちょっと内容がマニアックだと感じました。)
実用的な例文が豊富
1つの文法事項に関して複数の実用的な例文が記載されています。
複数の例文を通して、よりその文法の使い方、使い所がわかるようになっています。
日本語の英文法書だと文法の説明の後に例文が1つだけという形も珍しくないですよね。
ネイティブスピーカーだからこそわかる細かいニュアンスが学べる
これは私たちのようにネイティブスピーカーではない立場からするとなかなか英文法書だけで身につけるのが難しい部分かと思います。
ニュアンスについて説明されている部分の例を挙げます。
例えば、「まだ」を表すyetとstillについて以下の2つの英文のニュアンスの違いがわかるでしょうか?
- She hasn’t come yet.
- She still hasn’t come.
日本語にしてしまうと両方とも「彼女はまだ来ていない」ですが、2つの英文には実は明確なニュアンスの違いがあります。
本書はこのようなニュアンスの部分も詳しく解説してくれています。
English Grammar in Useが向いている人、向かない人
前述のような特徴を持つEnglish Grammar in Use、その特徴から本書が向いている人をまとめると以下のようになります。
- 英文を読むのが苦でない人
- 中学レベルの基礎的な英語力がある人
- 分厚い文法書でも継続して取り組める人
- 細かいニュアンスの違いも学びたい人
逆に向かないと個人的に思うのは以下のような人です。
- 英文を読むのが苦手な人
- 中学レベルの基礎的な英語力がない人
- 分厚い文法書だと圧倒されて取り組めない人
- 英文法のポイントだけサクッと確認したい人
「英文法が全くわからない」という方はまずはキク英文法のような文法書をやったあとでEnglish Grammar in Useに取り組むとスムーズに理解できると思います。
それでも「英語で英文法を理解したい」という方には初級者用のEssential Grammar in Useがおすすめです。
内容は中学英語ですが英語で学ぶことができます。
English Grammar in Useを使った効果的な学習方法
まずは、左側の解説を読んで文法事項を理解しましょう。
理解できたと思ったら、素直に右側の練習問題を解いても良いのですが、個人的におすすめしているのはオンライン英会話等で学んだ文法を実際に使ってみることです。
文法書だけで勉強するより、実際に使ってみることでその文法事項はより定着します。
使えば使うほど、何も考えずに英文が口から出てくるようになります。
オンライン英会話はレアジョブ英会話をおすすめしています。
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また、下記記事では300回以上レッスンを受けた私がレアジョブ体験記も公開しているのでよかったらチェックしてみてください。