こんにちは。レギュラー・ガイです。
みなさんは海外ドラマや映画を見ている時に、「使ってる単語は簡単なのになんだか文の意味がすんなりと入ってこないなぁ」と思ったことはないでしょうか?
実際私もNetflixで海外ドラマを見ていてそのような経験を多くしてきました。
そんな折、英語系人気YouTuberのATSUさんが出した構文集「Distinction Structures」を購入して学習したところ、海外ドラマや映画で本に出てくる文構造がバンバン使われていることに気づきました。
不思議なことに学習した後はこれまでぼんやりとしていた表現がはっきりと輪郭を持って意味を理解できる文となって目の前に現れたのです。
そして、使ってる単語は簡単なのになんだか文の意味がすんなりと入ってこなかった原因は「日本の参考書ではなかなか出合わないけどネイティブがよく使う文構造が使われているから」ということに気づきました。
そこで今回はそんな「日本の参考書ではなかなか出会わないけどネイティブがよく使う文構造」を効率良く学習できるATSUさんの構文集「Distinction Structures」をご紹介します。
Distinction Structuresとは
冒頭でもご紹介しましたが、英語系人気YouTuberのATSUさんが出した構文集です。
公式サイトで「ネイティブに最も近い構文集です。」と謳っている通り、以下の特徴があります。
- 日本の英語学習では出合わない130の構文を掲載
- 例文は6人のネイティブと作成
- 1つの構文につき例文が4つ(=520例文)
- 例文が自然で実用的
- 構文のニュアンスや意味が詳しく解説されている
日本の英語学習では出合わない130の構文を掲載
私が実際にこの本を読んでみたところ、7〜8割くらいは「全く知らない」、あるいは「構文自体は知っているけどそのような意味では使ったことはなかった」というような表現でした。
構文自体に難しい単語は一切ありませんが、ニュアンスを知らないと意味を瞬時に理解するのが難しい表現ばかりです。
例文は6人のネイティブと作成
複数の国のネイティブが例文作成に携わることで、「アメリカでしかその表現は使わない」とか「イギリスでは違う表現をする」のような、国や地域固有の表現にはならないようにしたとのことで、安心して学習した表現を使うことができます。
1つの構文につき例文が4つ(=520例文)
これはほんとすごいです。というより、1つの表現に例文が4つも掲載されている構文集を私はこの本以外に見たことがありません。
多くの例文を通じてその構文が使われるシチュエーションやコンテキストを深く学ぶことができ、自分でも使いやすくなります。
例文が自然で実用的
これはあるあるなのですが、市販の構文集や単語帳だと、「この例文いつ使うんだよ?」というような例文ばかり掲載されているケースが多いです。しかしこの本に限っては本当に例文が自然でそのまま使えそうなものばかりです。
以下は公式サイトでも掲載されている例文です。
(うん、僕たちは支出を減らしたほうがいいよね。それは同意する。)
構文のニュアンスや意味が詳しく解説されている
書籍の右半分のページに構文について日本語で詳しく解説されています。
この部分を読むことで構文の成り立ちや使われる時のニュアンスを理解することができます。
構文暗記にも寄与してくれます。
iPhoneユーザーは紙の本とアプリどっちを買うべき?
iPhoneを使ってる方はDistinction Appというアプリがあり、
同書籍と同じ内容のコンテンツを購入、ダウンロードして学習が可能です。
※アプリはiOSのみでAndroid版はありません。私はAndroidなので書籍を購入しました。
「紙の本とアプリどっちを買うべき?」という質問に対して、個人的には断然アプリをオススメします。理由は以下の点でアプリが優れているからです。
- 外出中(通勤中や歩いている時)に音声で学習しやすい
- 本を持ち歩く必要が無いので荷物が減る
- 圧倒的にアプリの方がスキマ時間を有効に活用しやすい
外出中(通勤中や歩行中)に音声で学習しやすい
アプリ内で音声を再生することができるので、通勤中や歩行中など、画面を見ていない時でも耳だけで学習できます。
書籍でも音源(mp3)のダウンロードURLが巻末に記載されていてmp3ファイルのダウンロードは可能です。しかし別途自分でスマホに入れないといけないので少し手間がかかります。
本を持ち歩く必要が無いので荷物が減る
これはもう単純に荷物は減らしたいですよね。
スマホはどこにいくにも絶対に持っていくと思うので、だったらスマホに入れたいです。
圧倒的にアプリの方がスキマ時間を有効に活用しやすい
1日の中で何も考えずに気づくとスマホを触っている人結構いるんじゃないでしょうか?
その時間をちょっとでもこのアプリを使う時間に使えば着実に英語力は向上します。
本書を使った効果的な学習方法
個人的に行っている本書を使った学習方法をご紹介します。
構文暗記法については本書に詳細な解説があります。
基本的な方針は本に記載の通りなのですが、個人的には少し違ったやり方をしているので参考になればと思います。
1周目はとにかく前に進めることを意識する
本書には復習を意識したActive Recallというものが記載されています。
Active Recallとは例えば、「#001〜026まで進んだら、次の#027に進む前に#001〜026を復習する」というような復習の仕組みです。
暗記では繰り返し表現に出会うことが重要なのでActive Recallで意図的に出会う回数を増やしているというわけです。
本書は1周目からこのActive Recallを使った学習を推奨しています。
しかし、私は1周目はとにかく最後まで進めることだけを意識し、Active Recallを使わずにどんどん先に進んで1周目を終わらせました。
読む例文も1つだけにし、解説はあえて読まないようにすることで速度を上げます。
ここでの目的はとにかく「初対面の表現を無くす」ことです。
初見の表現は時間をかけてもなかなか記憶に定着しないので、最初は「この表現みたことある」くらいになれば良いのです。
2周目以降はActive Recallを使いつつ覚えていない箇所を重点的に
2周目以降はActive Recallに従って適宜復習しながら進めていきます。
すでに1周しているため、覚えている表現にはあまり時間をかけずに覚えていない表現に時間をかけて進めます。
この時は1周目と違い、複数の例文を読んでみるとか、解説を読んでみるなどしてより深く学習していきましょう。
何周もして記憶に定着させる
単語帳や構文集は〜周すれば確実に暗記できるというようなものはありません。人によるからです。
「覚えるまで回転する」と言ったほうが正しいかもしれません。
覚えた表現に時間を使う必要はありません。
覚えていない表現にだけ時間をかけて学習を進めていきましょう。
Distinction Structuresで学んだ表現を使ってアウトプットしよう
学んだ表現を自分でも使えるようにするにはアウトプットが重要です。
レアジョブ英会話 などのオンライン英会話で実際に使ってみましょう。
実際に使ったという経験を積み重ねることでよりその表現が自然に口から出てきやすくなります。
私も絶賛学習中なので頑張っていきたいと思います。